Anodized Brown Distortionと言うペダル。
みなさんこんにちは、市川市のギター教室ギタリストの浅見出です。
ここ数年メインで使っているディストーションは、One ControlのAnodised Brown Distortionと言うエフェクターです。
このエフェクター、ちょっと不思議で音が太いのにアンサンブルで良く抜けるし、良く歪むのにピッキングのタッチが出やすいんですよね。さすがエフェクター界の鬼才、ビヨン・ユール、BJFと言ったところでしょうか。
エフェクターってのは星の数ほどあるわけですが、いくつかの法則と言うのがありまして、例えば緑色の筐体でオーバードライブだとチューブスクリーマーのコピーか、そこを意識したサウンドや回路のものだったりするんですよね。
で、今回のAnodized Brown Distortionみたいにブラウンって名前とか茶色い筐体の場合はいわゆるブラウンサウンド、エディー・ヴァン・ヘイレンのサウンド(特に初期の改造マーシャル)を狙っていることがほとんどなわけです。実際ハムバッカーでこのペダルを鳴らすとパワーコードなんか結構それっぽいですね。
レスポールだと本当にバランスの良いディストーション・サウンドって感じで気持ちいいです。ストラトだとよりシングルコイルの特性が出て、ハイの出方なんかがちょっとSRVっぽい時なんかもあります。SRVよりずっと歪んでいるけど。
で、冒頭にも書いたように結構ローが出て音が太いのにアンサンブルで良く抜けるんですよね。おそらくこもるポイントよりももう少し下が出てるんじゃないかなぁ。ピッキングのタッチも良く反応してくれるのでディストーションなのに少しオーバードライブっぽい感覚もありますね。
ただひとつだけ欠点、と言えないくらいのものがあって、このエフェクター、大きな音じゃないと結構良さが分かりづらいですね。マーシャルでもJC-120でもとても良いサウンドを出してくれるのですが、ある程度のボリュームにしないと良さが伝わりづらいエフェクターな気がします。なので1人で弾くのがメインかバンドで弾くのがメインかでなんとなく評価が変わってくるペダルですね。
私には結構ツボでして、ここ数年はメインに君臨しております。ワンコントロールのペダルはちょっと独特の癖があるけどとても良いですねー。他のディストーションなんかも試してみたいですね。