DJ-13,French Toastと言うオクターブファズ。
みなさんこんにちは、市川市のギター教室・浅見音楽教室ギタリストの浅見出です。
実はなかなか凄いブツを手に入れてしまっていたのです。
Danelectro DJ-13 French Toast
と、言うオクターブファズです。メーカーの表記はディストーションと書いてあるのですが、まあ、音はファズですね笑
このエフェクター、エフェクターの中では低価格の部類に入るのですが、実は知る人ぞ知るfoxxのTone Machineと言う伝説のオクターブファズを開発したスティーブ・リーディンガー氏が現在のダンエレクトロの社長で、その社長が「現代版Tone Machine」として開発、作り上げたものらしいんですね。
オリジナルのトーンマシーンはさすがに弾いたことがないので比較は出来ないのですが、音はとても良く歪むけど、ファズフェイス系ほどブーミーではないですね。巷ではオクターブをオフにした音がビッグマフに似てるとか言われているらしいのですが、それもまあ、うーんって感じかなぁ。「ファズフェイスと比べれば」程度な気がします笑
ファズフェイスやビッグマフも含めてヴィンテージ系のファズは総じてではあるのですが、やはりこれもある程度大きい音でこそ真価を発揮するファズですね。
で、肝心のサウンドは、オクターブがオフだと良い感じの轟音系のファズ、オクターブをオンにすると一気にハイが出てスクリーミングする、って感じですね。ファズの音色自体が良いです。私の持っているMXR/Dunlopのjh-3s(オクタヴィア系)よりも歪むので単体でかなり気持ち良くなれる感じです。個人的にはやはりオクターブをオンにした状態の方が好みで(実際そっちを期待して買った)、とても素晴らしいです。ストラトでもレスポールでもバランスが良いですよ。やはりこのフレンチトーストもオクターブファズのセオリーとして、フロント・ピックアップの方がオクターブが良く出ます。
jh-3sはオクタヴィア系で、12フレットを超えるとオクターブ上が重なってくるのですが、このDJ-13は音色や音域によってはもっと低いフレットでも出ますね。
難点はオン・オフのLEDがないことですが、そんないにしえの仕様もなかなかかわいいものです笑。扱いやすかったらファズの意味がないと思う笑
音に似合わずフレンチトーストと言う名前も良いですね。シールドを挿すととりあえずエフェクトがオンにやったり、低価格ゆえにボディやフットスイッチがプラスチックだったりと笑える部分もあるのですが、この辺が笑えるかどうかで評価が変わるんだろうなぁ。私としてはもう一度言うけど、扱いやすかったらファズの意味がない、と言うスタンスです笑
ファズはやはり良いですねー。良いオクターブファズを手に入れました。