2拍進行をコーダルにアドリブ。
みなさんこんにちは、市川市のギター教室浅見音楽教室のギタリスト浅見出です。
写真は先日のとあるレッスンから。ギターレッスンはロックやフォーク等のポップスを習いに来る方がほとんどですが、ジャズを練習している方もおります。
この写真はそんなジャズギターのレッスンからのもので、コード進行を見れば分かる人には分かるジャズセッション等でも定番の、超有名スタンダード曲の最後の8小節のアドリブ例です。
ジャズのアドリブ、と言ってもいろいろなスタイルがあるので一概にこう、とは言えないのですが、どのようなスタイルだとしても根底にあるのはいわゆるビバップ的なコーダルなフレージングではないのでしょうか。と、言うわけでジャズを勉強する方には志向するスタイルに関わらずまずは最低限コーダルな奏法を身につけてもらうようにしています。
で、写真のように2拍ずつコードが替わって行くとやはり最初は難しいんですよね。なのでこういった譜例を私が書いて、アドリブの中にはめ込んでみてもらったり、そこから一部だけを使ってみたりしてもらう中で少しずつ自分らしいフレーズへと昇華していってもらえるようにしているわけです。
基本は1小節でも2拍でも同じですね。機能的なコード進行の場合はコードトーンの7度から次のコードの3度へと進行して行けば良いわけです。譜例は3度と7度を順次スケールやテンション・ノートで繋げています。
実際のレッスンでは5弦や6弦のルートとどういった位置関係なのかとか、機能的なコード進行のこと、テンションのことなどいろいろとお話して、フレーズの違うバリエーションや別のアプローチの話なんかもしたり。
ジャズは出来るまでが大変ですが出来るとセッション等、気軽に演奏出来る場が多いのでとても楽しめますよ。