ディミニッシュのレッスン。
みなさんこんにちは、市川市のギター教室、浅見音楽教室ギタリストの浅見出です。
写真は先日のレッスンより。
とある曲の中で出てきたディミニッシュ・コードの説明でした。
実際に出てきたのはG#dim7だったのですが、コード・トーンを書き出してみると、
G#dim7
Bdim7
Ddim7
Fdim7
全て同じコード・トーンで出来ているんですよね!
その訳は写真にもある通り、コード・トーンとコード・トーンとの間の音程が全て1音半になっているからです。
「もうさ、1オクターブ12音なら単純に4で割っちゃえばいいんじゃないの?」
とか、その昔誰かが言い出しちゃったんですかねぇ笑?そんなコードです。
ちなみにメジャー・トライアドはもともとは1オクターブの周波数を1/3や1/5に割った音を足したハーモニーなのでこれまた実は等分なんですよね。まあ、その話になると純正律と平均律の話になるのでまたどこか別の機会に。
ディミニッシュはコード・トーンの中にトライトーン(増4度)が含まれているので7thコードの代理として使ったりと使い途の多いコードです。ハーモニック・マイナー・スケールの中にもディミニッシュは隠れていますね。
こういったシンメトリーな世界を音楽の中に見い出すと言うのは非常に面白いです。ディミニッシュはその入り口に最適。