みなさんこんにちは、市川市のギター教室ギタリストの浅見出です。
昔から事あるごとに練習しているのが、写真の譜面たち。
Seleccion de montunos
Ejemplos de montuno
と、題されたモントゥーノのフレーズ集。
これ、キューバでもお世話になったトレス奏者エフライン・リオス氏の著書2冊の中にあるそれぞれのモントゥーノ譜例部分なのですが、まあ、同じ著者ゆえに被っているフレーズはあるものの量も多く弾きごたえたっぷりで、基礎練習にもってこいなんですね。エフライン氏の本はもちろんトレスの教則本なのですが、キューバのイメージらしからぬと言うか、本当はこれこそキューバらしくとても細かいところまで書いてあって素晴らしい本です。ソロのセクションなんかもとても良い。
で、私はこれをトレスだけでなくギターでも弾いたり。エレクトリックでピックで弾いたり、アコースティックで指で弾いたり。
モントゥーノは裏拍のリズムも多いし音もトライアドが多く音程幅が広いので、ギターやトレスといった弦楽器だと弦移動も激しいので基礎練習にはぴったりです。練習自体はまずはゆっくりからでメトロノームに対して正確に。メトロノームは最初のうちはラテンのノリがつかみやすい1拍目と3拍目に鳴らすのが良いですね。慣れてきたら少しずつスピードを上げたり、メトロノームの鳴らす位置を変えたり(2拍裏と4拍裏とか最高笑)、クラーベに合わせたり。また、モントゥーノを弾きながら足はクラーベを踏んだり。
正しいリズムで余裕を持って適切な強弱で演奏出来ると言うことは、それを演奏するのに必要な確固たるテクニックが身についているってことですね。ものすごい速弾きやテクニカルなプレイを全員が全員必要なわけはありませんが、どんな内容を演奏するにせよ自分が演奏する内容のテクニックは必要なわけです。
いつも余裕を持って素晴らしい演奏がしたいものですね。