ジミのサウンドは手から。

皆さんこんにちは、市川市のギター教室ギタリストの浅見出です。


近頃はジミ・ヘンドリックスのバンド・オブ・ジプシーズを良く聴いています。ファンキー。


個人的なジミのベストはエレクトリック・レディランドなのですが、最近はこちら。ライブらしい熱い演奏が素晴らしいです。


このアルバム、私にはファンキーに聴こえるんですが、一般的にはどうなんでしょう?と言うか、1枚目はともかく2枚目のアクシス・ボールド・アズ・ラブも3枚目のエレクトリック・レディランドも、私にはファンキーに聴こえるんだよなぁ。ジミの演奏はファンキーだと思っています。スタジオとライブの違いなのか、メンバーの違いなのか、時期や気分の違いなのかは分かりませんがこのバンド・オブ・ジプシーズはよりファンキーですね。


サウンドは言うまでもないジミサウンド。結構シンプルですよね。ストラトをマーシャルにただ突っ込んだような音が実は結構してる。マニアックな人はゲルマニウムが、とかシリコンが、とかBC108が、とかユニヴァイヴにはバッファが、とかいろいろあるんでしょうが、まあ、たいして大きな違いはないですね。ストラトをマーシャルにただ突っ込んだような音笑。


やはり彼のサウンドは手ですね。ネット上にはアコギを弾いてる映像とかもあって、アコギを弾いていたっていつものジミの音がばっちりしているんですよね。機材の細かい部分はそこまで重要じゃない。まあ、こだわるのは悪いことでもないですけどね。


で、ジミのサウンドのカギはなんとなくフィンガリングだと思うんですよねぇ。普通サウンドの決め手は圧倒的にピッキングが重要で、SRVとかメセニーとかのサウンドはピッキングありきな感じですよね。もちろんジミ・ヘンドリックスのピッキングもとても独特だと思うんですが、ジミの場合フィンガリングがサウンドに寄与してる割合が多いような気がするのです。映像とかで観るとジミのフィンガリングは結構雑に観えるんだけど、あれがいいのかなぁ笑。それはともかく、あの揺れ幅の大きいダイナミックなビブラートなんかは分かりやすいジミのフィンガリングの特徴ですよね。


なんて、改めて思うジミのサウンド。


しかしジミはやはりワウとオクタヴィオだなぁ。ファズは実はそんなに歪んでないですよね。