速弾きの練習方法

こんにちは、市川市のギター教室講師のギタリスト、浅見出です。


速弾きの練習方法について。


と、言ってもまず速弾きって何でしょうねー笑。どれくらいのスピードから速弾きと言うんでしょうね。まあ、今回はオルタネイトのフルピッキングで演奏していく上でスピードを上げる練習方法って事で紹介してみようと思います。


やり方は簡単、単純。


上の写真の譜例をノンストップで延々と10分間繰り返し弾くだけ笑。


このフレーズはシンプルなクロマチックスケールで、延々とリピート出来るので、これを10分弾いたら2,3分休憩してまた10分。と、言った感じで練習していきます。ポイントはテンポですね。当たり前ですが必ずメトロノームを使用します。


まずゆっくりのテンポ(60くらい)からスタートして、弾けたら5くらいずつテンポを上げていきます。そして自分の限界のスピードを見つけること。見つけたら限界のテンポよりも5くらいだけ上のテンポで上記の10分トレーニングをスタート!余裕を持って弾けるようになったらまた限界スピードに5くらいだけ上のテンポで同様にトレーニングします。


注意点は絶対に怪我をしないこと!


最初は101本でも腕がパンパンになると思うのでその日はそれで終了。慣れてきたら2本、3本と増やしていきますが、必ず腕や指に疲労感が出たらやめること。やりすぎると腱鞘炎等の怪我に繋がるのでやめ時が大事です。


色々な本やネットで、「ここの力を抜く」とか「こうやってピックを当てる」、指弾きだと「こうしたフォームで云々かんぬん」とか色々と書いてありますが、もちろんそれは大事ですが肝心なのはそれを頭で分かったところで速く弾けるようになるわけではないって事です。結局のところ繰り返し繰り返し練習して、身体で力の抜き方を覚えていくしかないんですよね。なので脱力を意識はしつつも、只々10分間限界スピードで弾き続ける事です。すると、ある時ある瞬間、急に全てを理解して力が抜けるところが現れるのです。別名メタル筋トレーニング笑


10年以上ギター講師して、自分自身ももちろん練習をしてきている私が言うのだからまず間違いなし笑


まあ、どこからを速弾きと言うかは少し難しい問題ではありますが、上の譜例なら努力だけで、


bpm=180


くらいまでは誰でも演奏出来ると思います。250とかはオリンピック選手の世界だと思ってますけど笑


根気のいる練習方法ではありますが、毎日しっかりやれば2週間くらいで効果が現れると思いますので皆様頑張って下さいませ!


何度も書きますが、怪我に注意!違和感が出たらすぐにやめること!