こんにちは、ギタリストの浅見出です。
昨日、ストラトキャスターのブリッジを交換したのです。これは凄い!
交換したのは、ワタクシの愛機・ストラト、
Fender USA 62 Stratocaster
で、ブリッジは純正のシンクロナイズドトレモロから
Wilkinson by Gotoh VSVG
に、交換しました。
このストラトを手に入れてもう18年?くらいで、確かこの楽器は97年製なのでもう20年も前の楽器で、まあかなり消耗していたんですね。特にブリッジサドルのサビや消耗が酷く、それに加えて弦のゲージを.009~にしてフローティングしているとやはり弦のテンションの低下による弦落ちが少し気になっていたのでした。
このVSVGの弦間ピッチは10.8mm。元の純正サドルは11.3mm。ブリッジの交換は弦間ピッチ狭くして弦落ち防止やプレイアビリティの向上を狙った部分もあったのでした。
事前に調べ上げた上に自分のギターのサイズなども測ってネジ穴の位置等を確認、ほぼ確実に無加工で取り付けられる事を確信した上で注文。ようやく昨日交換となったのでした。
調べていた通り問題なかったのでただネジを外して新しいVSVGブリッジを取り付けて交換は完了。スプリングハンガーはアース線が付いていたので面倒だし交換せずそのまま。スプリングは以前Raw Vintageに交換していたので、こちらもそのまま。迷ったけどRaw Vintageは5本がデフォルトって事で今回も5本にしました。
ウィルキンソンのブリッジのギターは今まで手に入れた事がなかったのですが、まあ、フェンダーのオリジナル・シンクロナイズドトレモロの進化版なので基本は同じ。説明書もありましたが確認程度で触ってみたらすぐに理解出来ました。
トレモロの調整とオクターブチューニング、弦高調整をして(以前ネットで見つけた調整法が簡単で素晴らしいのです。転載もアレなので直接聞いてくださいね)、1時間程度で完了。この、トレモロの調整の時点でブリッジのバランスが素晴らしい!まだ実際に弾く前からバランスが素晴らしいと言うのはなんということでしょう!別にオリジナルのシンクロナイズドトレモロ自体に不満は感じていなかったけど、この時点で結構差は歴然なわけで予感でした。
そしてその予想通りに軽く弾いてみたら滑らかで美しいアーミングタッチ。まだアンプに繋いでいないので細かい部分は分からないけれど、今日から早速仕事で使っていろいろと検証してみようと思います。弦間ピッチを10.8mmにした効果や、ウィルキンソン・ブリッジと言えば、のブリッジサドルをロックしている事によるボディ鳴りやサスティンへの影響が楽しみだなぁ。
当初、見た目が少し変わるのを気にして、弦間10.5mmのシンクロナイズドトレモロにしようか迷ったけど、やはり大事なのは機能性。機能性を優先させて良かったです。そして結果的に見た目も良い!
さて、このストラト、
ペグはGotohのマグナムロックのスタッガード
ジャックはSwitchcraft
フレットはステンレスのミディアムジャンボ
ナットはTASQ素材
ピックアップキャビティはアルミでシールディング
そして今回ブリッジをVSVGに交換と、見た目はほとんど変わらずともかなりなフランケンシュタインになってきました笑。でも木材と電装系はノータッチですよ!しかしその分愛着も湧くもんだなぁ。今後も存分に弾いてあげようと思います。
気になる演奏性やサウンドの面についてはまた改めてレポートしますね。お楽しみに。
最後に写真。
やっぱりやっちゃう新旧のブリッジを並べて撮っちゃうやつ。と、これもおそらくテンションのバランスに影響しているであろう、トレモロブロックの弦を通す穴の位置が違う事によって元のトレモロカバーの弦穴が使えなくなったのでトレモロカバーも替えました、の写真。今度のは3プライ!