メジャーペンタとマイナーペンタを混ぜてみる〜第五回ブルースを題材にしたアドリブ講座

みなさんこんにちは、千葉県市川市国分の浅見音楽教室、ギター講師の浅見出です。


今回はいよいよ音使いを増やしつつ、コードとの調和性にも少しずつ対応していきましょう!


と、言うところでまずはCのブルースのコード進行を確認。


|C7      |F7      |C7      |C7      |

|F7      |F7      |C7      |C7      |

|G7      |F7      |C7      |G7      |


いつも通りです。


今回はメジャーペンタとマイナーペンタを組み合わせて演奏してみたいと思います。まずは、音を確認。


Cメジャーペンタトニックスケールと、♭3度は、


CDEGA + E


そして、


Cマイナーペンタトニックスケールと、♭5度は、


CEFGB + G


と、言った感じですね。今回はこれらを組み合わせるのですが、全部混ぜこぜにしてしまうとなかなか大変で、上手くアドリブなんて出来ない!みたいになってしまうので、コツを伝授。


まず、ベースはメジャーペンタ。

で、まずグループを作ります。


1つ目は、EEFのグループ。


とりあえず最初は、FEEの順で演奏してみて下さい。これだけ。


そして2つ目は、FGGのグループ。


こちらも最初はFGG、もしくは、GGFと演奏してみて下さいね。


この2つのグループの音の演奏順さえ気をつければ、ひとまず、良く聴くブルージーなメロディになるでしょう。もちろん実際は自由です。ぜひもっと違った響きのするメロディや、アヴァンギャルドなサウンドを追求して下さいね。


そしてこれだけ音が増えると問題なのがコードとぶつかること!


ですが、この中で気を付けるのは、


F7


の、時だけ!


F77thの音がEなので、E(F7からするとメジャーセブンス)を使うとさすがにぶつかって不協和ですね。CのブルースでF73小節出てくるのでここだけ要注意です。


逆に言うと他のコードの時にEの音を多用すると、F7との対比が良く出来てコーダルなアドリブになりやすいですよ。ただし、C7においてEはブルーノートでもあるのでC7の時もEはガンガン使って下さいね。E→Eと短い音で連続で使うのがシンプルなやり方。


その他の音はひとまずペンタの強い破壊力で押し切ってオーケー!


結論としては、


メジャーペンタをベースに、

EEの使い分けをしっかり。


です。


マイナーペンタの音を多用すればするほど所謂ブルージーに、メジャーペンタを多用すればするほどジャジーになっていくのではないでしょうか。


みなさんも色々と試してみて下さいね。


それでは、また。


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