ナチュラルマイナーのダイアトニックコード〜第二十六回初歩からの音楽理論講座

みなさんこんにちは、市川市の浅見音楽教室、ギター・ウクレレ・トレス講師の浅見出です。


さて、みなさん。スケールをやったらコード!スケールとコードは表裏一体ですからね、ナチュラルマイナースケールの次はそこから出来るダイアトニックコードに目を向けたいと思います。


とは言え、ナチュラルマイナースケールって、


メジャースケールの6番目から始まる、


同じ音のスケールでしたよね。って事はそりゃそうなんですよ。


ダイアトニックコードだって同じです!


そうなんですよね、同じスケール構成音なら3度で堆積したって同じですよね。

ただし、あくまでマイナー、マイナーからのスタートなのでコード機能の名前は違ってきます。注意はそれだけ。


では、Amキー(=Cメジャーキー)で見てみましょう!


Cメジャーキーのダイアトニックコード、


CM7 トニック

Dm7 サブドミナント

Em7 トニック

FM7 サブドミナント

G7 ドミナント

Am7 トニック

Bm7(5) ドミナント


これを、Aからスタートに並び替えると。。


コード機能に注目!


Am7 トニックマイナー

Bm7(5) サブドミナントマイナー

CM7 トニックマイナー

Dm7 サブドミナントマイナー

Em7 ドミナントマイナー

FM7 サブドミナントマイナー

G7 サブドミナントマイナー


はい、もちろんメジャーキーの時と同じくセブンスが付かない3声(トライアド)でもコード機能は同じなので作曲やアレンジをしたい方はどちらも使ってくださいね。


で。


トニックやサブドミナント、ドミナントにマイナーがついただけではなくて順番も変わりましたね!


マイナーキーで安定するのはわAm7CM7だけ!


そしてドミナントの時大事だった増4度(トライトーン)の入ったG7Bm7(5)はまさかのサブドミナントマイナー。唯一ドミナントとつくEm7もドミナントマイナー、とマイナーが付いているし、そもそもトライトーンがどこにもない!


Am7に解決するためにはG7Bm7(5)じゃトライトーンはあっても完全5度下降が出来ないし、ドミナントマイナーのEm7では完全5度下降は出来るけどトライトーンがないし。。


いやはや、困った。これでは強いコード進行がマイナーキーでは出来ない!


って事は。。


んー。


作るしか、


ないか。


続く。



浅見音楽教室では音楽理論のレッスンもしています。お問い合わせはお気軽に、下からどうぞ!


ギター教室・ウクレレ教室・トレス教室・ドラム教室・パーカッション教室等もお問い合わせからお気軽に。