メジャースケールその6〜第十四回初歩からの音楽理論講座

みなさんこんにちは、市川市の浅見音楽教室、ギター・ウクレレ・トレス講師の浅見出です。


なんかここのところ理論講座っぽくなってきましたねー笑

ここから実践的になっていきますからね。目を離さず!よろしくお願いいたします。


今回は前回の各メジャースケールの距離を別の角度から見てみましょう。


まずは、前回のおさらい。


Cメジャースケール

CDEFGAB


Gメジャースケール

GABCDEF#


Dメジャースケール

DEF#GABC#


Aメジャースケール

ABC#DEF#G#


Eメジャースケール

EF#G#ABC#D#


Bメジャースケール

BC#D#EF#G#A#


F#メジャースケール=Gメジャースケール

F#G#A#BC#D#E#=GABCDEF


Dメジャースケール

DEFGABC


Aメジャースケール

ABCDEFG


Eメジャースケール

EFGABCD


Bメジャースケール

BCDEFGA


Fメジャースケール

FGABCDE


Cメジャースケール

CDEFGAB


こんな感じで、隣同士のメジャースケールはシャープかフラット1つしか変わらないんでしたね。この共通音が多ければ多いほど近いキー(メジャースケール)、共通音が少ないほど遠いキーでした。今回はこれを別の角度から見ていきます。


その隣同士のメジャースケールの始点の音、これはそれぞれ何度離れているか分かりますか?


そう、完全5度!


この完全5度の音程が一番安定する音程の1つなんですよね。ギターなんかでよく言うパワーコードは1度と完全5度のみのハーモニーですね。


そして冒頭の写真をご覧ください。


メジャースケールの始点の音を完全5度の順に時計周りに並べて行くと、


Circle of 5th


5度圏


と言うのが出来るんですね。これは理論書を一冊買えば必ずと言っていいほど載ってますね。


この5度圏、各メジャースケールの距離が一目瞭然なので確かに便利。Cメジャースケールから一番遠いのはちょうど対岸にあるF#メジャースケールだし、CメジャースケールからだとDメジャースケールもBメジャースケールも同じ距離って言うのがすぐ分かりますね。


ただし、私としてはこれを丸暗記はしない方が良いと思います。ちゃんとそれぞれの音程を理解して、各メジャースケールの距離でシャープやフラットがいくつ付くのかを理解した方がやはり音楽的ですよね。


また5度圏は便利ですが、それ以上でもそれ以下でもないです。本によって3コードはどうだとか色々応用して書いてありますが、あまりやるとこんがらがるので、慌てず11つの音程や関係を理解していって下さいね。


例えば完全5度の完全5度だと、始点の音からは長2度しか離れてなかったり。。なんて、理解を深めると面白いですよ。


さて、次回はいよいよコード編スタートです。


お楽しみに!


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