音と音の距離その2〜第四回初歩からの音楽理論講座

みなさんこんにちは、市川市の浅見音楽教室、ギター・ウクレレ・トレス講師の浅見出です。

前回の度数の考え、分かりましたか?本日はその2、いってみましょう~!



前回のおさらい。


音は全部で12音ですが、アルファベットは7種類しかありませんでした。


CDEFGAB


これの始まりを1度として数えていきます。AからCなら3度、とかですね。


でも実際はそれだけではないんですよね。長3度とか、短3度とか、完全5度とか、増とか、減とか!色々あるわけです。


これがなかなかややこしい。


でもこの「初歩からの音楽理論講座」は無理のないゆったりペースでいきますからね、少しずついきますよ。今日は焦らず2度まで。


まずは1度。


1度はシンプルに、同じ音です。


CからCDからDAからA。同じ音の場合は、


完全1


と、言います。


ただ、注意は、同じアルファベットでもシャープやフラットが付いて違う音の場合。


CC#みたいに上に音が上がっている場合は増1度。

GGみたいに下に音が下がっている場合は減1度。


完全音程からシャープすると増。フラットすると減。と、覚えて下さいね。今後もまだまだ完全音程は出てくるので要注意。



そして2度!



こちらは始まりの音から、全音なら、長2度。


全音って言うのは間にシャープやフラットが入る音程です。CからDなら、間にC#(D♭)が入るので、長2度、なわけです。AからBも長2度。FからGも長2度。


そして、始まりの音から、半音なら、短2度。


半音は間に何も音が入らない音程ですね。以前EFBCの間にはそれぞれシャープやフラットはない!と書きましたが、まさにそこが半音です。


なのでつまり、EからFは、短2度。もちろんBからCも短2度ですね。


さて。ここから、なわけです。


上記のようにシャープやフラットが付かなければ何も問題はないのですが、シャープやフラットが付いたら??


はい、これも同じ。焦らず半音か全音かを数えれば良いんですね。


例えばC#からDの場合は、間に半音はありますか?間に入る音はありますか?


そうです、ないですね。なので、短2度。


F#からG#は、間にGが入りますね。なので、長2度。

EからF#も、間にFが入るので長2度。

DからEは、間に何も入らないので、短2度。


ゆったり、間に音があるかどうかで考えて下さいね。


本当は長短音程にも増や減がありますが、とりあえず今は省略。また別の機会に。


では、問題。


DからE

BからC

GからG

A#からB

BからC

DからE


それぞれ何度なのか、音程を答えて下さいね。


それではまた次回!


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